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山椒大夫♪

おとぎ草子・山椒太夫
おとぎ草子・山椒太夫
清水 義範, ねじめ 正一



プーが小学生の時からずっと読んでる本の1つです↑

その前に。

この前NHKで有名な映画『山椒大夫』をやってたので見ました。

僕はこの古典の現代語訳しか読んだことなくて、
原作の森鴎外ヴァージョンも読んでなかったんですが、
そういう状況で映画見るとなんか違和感が...。

山椒大夫!ってのを無視したら実にイイ映画だと思いますが、
名監督お約束の自己流解釈みたいのが多くて、
古典ファンとしてはちょっとがっかりでした。

安寿がお姉さんで厨子王が弟のはずなのに、
映画じゃ入れ代わってるし(笑)、
やたら虐げられる使用人の描写が長くて...。

リアリズムを追求する目的なのでしょうが、
古典の雰囲気と全然違うのはどうかな...。

母親との再会も全然ハッピーエンドじゃなかったし。

で、森鴎外の原作がこんなもんなのかなと思って読んだけど、
やっぱりほとんど古典のままでした。

姉弟の設定だったし、
母親との再会も映画ほどドロドロではありませんでした。

でも映画も森鴎外ヴァージョンも、
安寿が入水するところは共通。


映画でひっかかったのは、
なんで兄と妹にしたのか???

姉さんに説得されて1人逃げる弟ならいいけど、
いくら捕まらないようにって、
妹を置いて逃げるお兄さんっていう設定に変えたはなぜ???

男は自己中!っていう監督の主張でも入ってたりして?

荘園にめちゃくちゃやったから辞職!みたいなストーリーも、
ハッピーエンドじゃなくて好きになれませんでした。

おそらくこれが現実!っていう監督の主張がこめられているんでしょうが、
題名違う方ががっかりしなかったなぁ。

あと映画も森鴎外ヴァージョンも安寿を入水させてますけど、
感動ストーリーとはいえ、
弟(お兄さん?)を送り出してそのまま入水ってなったら、
厨子王が罪悪感に悩まされるだろうなあって思うはずでは?

て書いたけど映画が入水したかどうか記憶あいまい...。

プーは古典の、
安寿が厨子王を送り出して気丈に山椒大夫の所に戻り、
責め殺されてしまうっていうストーリーの方が、
安寿の勇敢さが伝わって来て好きです。

あと、森鴎外ヴァージョン何度も読んだのですが、
山椒大夫への大きな仕返しはしてない?

古典をクリーンに変えたかったのかもしれませんが、
わざわざ省かなくても...。


しかし溝口監督は偉大な監督ですし、
もちろん森鴎外は文豪!

イイ作品いっぱいありますし!

ただプーは古典の説経の方が好きだなって思いました。


で、
ここでおすすめとして出している「おとぎ草子・山椒大夫」は、
児童・学生向きの現代語訳なんですけど、
自由な訳文でも原作の改編とかはほとんどないので、
おすすめです。
おとぎ草子もおもしろいし、
「山椒大夫」と「しんとく丸」がすごくイイよ!

原文はあまり容易に目にする機会がないので、
この現代語訳をおすすめします!

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